★人生初書いてみた……SS(^-^;;;; みどかつver
人生長けりゃ恥じ多し。無謀に初SSにトライ。
全ては病気が、キチメガ病がなせる業。
ああ、取り返しのつかないことを。
一応、書きたいと言ってた「身体の部位」ssの「爪」。校正して1000文字。
すみません、すみません<誰に謝っている(ΦдΦ;)
文体不安定、構成力も皆無! 「一体何が言いたい、貴様!」
でもまぁ、下手の萌え好きで(^-^;;;; とりあえず修行だ!
時間軸は、非装着ドラマCDの前かな。御堂のシャツを借りた次の夜?
克哉視点というか一人語り。御堂視点も妄想済……なんだけど。
- Love sickness -
爪を切る。
そんな瑣事にさえ、顔を赤らめる自分を重症だと思う。
つける薬の無い病。
微かに血のこびりついた指先。
昨夜、しがみついた御堂の背中にこの爪が残した傷跡を思う。
白い皮膚に斜めに朱を引く幾筋かの裂傷。
浅く掠れているだけに痛々しく、思い出すだけで激しい後悔が湧きあがる。
二度と繰り返すまいと爪切りを取り上げて、なぜか手がとまった。
食い込んだ御堂の皮膚の薄片が、いまも埋め込まれたままの爪先。
思わず唇に運び、口づけた。指先から湧きあがる愛しさに、このためらいの意味を悟る。
自分のなかの彼の一部を切り離してしまうのが惜しい…のだ。
……我ながら始末に負えない。
「本当に病気だな、オレ」
御堂のシャツを着て過ごした一日。
それに続く夜は常よりなお容易く克哉を絶頂に押し上げた。
求めるだけ与えられる快楽を貪るのに夢中になり、何も見えなくなるほどに。
愛する人の苦痛に歪むその表情も、自分の指先がしがみ付いたその背中で何をしているのすら。何も知らなかった。
御堂はきっと全部見ていたのだろう。あの熱く冷たい視線で、理性も何もかも見失った自分の痴態を。
思い返せばまた頬が上気してくる。
きっと、今夜も……。
「……爪、短くしないと」
だが、切り落とすことなど、できない。どうしても。
溜息とともに爪切りは放り出されたままだ。
御堂は自分を傷つけたことなどないというのに。
……少なくともその指先では。
常に手入れされていた彼の美しい指を思う。
夜毎この身体を這い回りあられない悲鳴を上げさせる指たちを。
身体の奥にまた火が点るのを感じて、克哉は慌てて立ち上がった。
御堂のデスクのトレイを探り、目当ての物を見つける。
瀟洒なデザインのエメリーを取り上げ、克哉はテラスに出た。
ここからなら帰宅する御堂が見える。
手すりにもたれ軽く伸びをした。
夕暮れの風が火照った肌を滑り、心地よく熱を奪ってゆく。
「早く、帰ってきて。孝典さん……」
やすりをつま先にあて、軽く動かし始める。
いつも彼がしているように。
指先から手のひらにこぼれてゆく、さらさらと白い粉末。
克哉の爪も、爪の間の御堂のかけらも、細かい粒子となり混じり合い、僅かに風に吹き攫われながらも、淡く積もってゆく。
昨夜の熾火が新しい焔に煽られ、崩れて灰となるように。
降る雪のように。とめどなくつのる恋のように。
手のひらで薄く白い小山になったそれを克哉はそっと口に含み、粉薬のように飲みこんだ。
……恋わずらいに効く薬など無いけれど。
BGMに勝手に頂いた歌はこちらです。
ますます悪化しそうな薬や、そりゃ<突っ込んだら負けで(^-^;;;;
エメリーを使う(のが似合う)男書いてみたかった、手フェチ的に♪
………すみません、SSって物判ってないですね、俺。
800文字以下で十分なネタの筈……でも今の私には無理。
このグダグダSS、万が一、読んでくださった方が居たら、本当に有難うございます。
ええっと、この処女作、勝手にKM様に捧げます。貴方の好みでないと確信あるけどo(´□`o)
壮絶素敵SSの書き手様と最強タッグの貴方に、大変ご迷惑とは存じますが、この世界に堕として下さった恨みと感謝を込めてww
BGMにさせて頂いた歌、もうひとつ。 椿屋四重奏 「恋わずらい」 <このMAD大好き!