他力本願に平川さんを探してみる。
(・_・o)ン? (o・_・)ン? (o・_・o)ン?
不思議の国のアニメ世界の平川さん、について萌え語ってみるっても、まだまだ考えが足りないので‥‥。
押井守氏の「他力本願」を読んでおります。
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
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ビジネス書っぽい体裁になってるけど、つまり、ただのスカイクロラの制作時の回顧録かと(笑) 声優のキャスティングが難航したという話があるので、勿論、平川大輔という声優にも言及されてるかとおもったら‥‥出てこなかったぁ! (ノ-_-)ノ ~┻━┻・..。;・'
でもやっぱり、あの映画に、あの押井守に平川大輔が選ばれたのって、凄いことみたいです。今、平川さんになにか一つ質問していい、インタビューできるってなら、スカイクロラのお仕事がどうやってゲトできたのか、知りたい! そして押井守がどこでどうして平川大輔に注目したのか知りたい!(当然、キチメガだよね?!と思いたい(笑) でもやっぱり巌窟王かなぁ(^_^;) )
スカイクロラの湯田川亜伊豆(上左&中(;^^A )と、巌窟王のフランツ(右上)って髪型も顔の形も似てるのよね。そして平川さんご本人のあごの形やサイズも似てると思う(笑) そこが似ていれば、まずキャラの印象を損なわないというのが声優選びの基本らしいけど。
俳優、谷原章介が演じた土岐野尚史は、谷原さん本人にソックリだけど、これは似せたんだろうな(笑)
★Sky Crawlers (スカイ・クロラ) Special Promo
<平川さんの声は、2:30と4:16に登場。>
この本に書いてあった、声優選び、特に映画の場合のキャスティングについての話が面白かったので、ちょこっとメモメモ¢(..) 。だって、なぜ平川さんが選ばれたのか、平川がどういう俳優だと思われたのかヒントがあるから、きっと。
曰く‥‥。
TVシリーズはキャラに声が合っていれば良い。しかし、映画にはその上に、登場人物が、瞬間的に説得力が持つことが必要である、と。確かに2時間一本勝負なんだものね。
ということは、ただ顔の形が似てた、つまりキャラに合う声が出せるからってだけの理由で、我らが平川に白羽の矢が立ったってわけじゃないってことね。
★
観客に説得力を持たせるに、一番簡単な方法は、そのキャラクターに似た、存在感のある著名な俳優を利用すること。その誰もが知るイメージを借りれば、瞬間的どころか劇場に入る前から客は説得されたも同然。かつ興行的にも宣伝的なメリット期待できる。ただ、押井監督の場合は、「商売」を「作品」に優先させることは断固、嫌ってたらしいけど。
でも今回のメインはほぼ有名若手俳優陣。それがなぜなのかは長くなるので、ここでは割愛するとして、サイドを固める配役の殆どは今までの押井組のベテラン声優。その中に、平井さんなんですよね。しかも予告中に声が流れた!(名前出てないけど(-A-;) )
押井監督が特Aランクと認めると書いたのは、「榊原良子、大塚明夫、山寺宏一、田中敦子とか、そういうレベルの声優」さんだそうで。うん、文句の付けようのない超一流。技術が高く、実存的内面を抱えたキャラクター作りの出来る役者たち、その彼らになおハードルの高い要求を突きつけてきたと。確かに(^-^;;;;
今までの映画に、彼らの演じたキャラに、存在感と説得力‥‥ゆるぎなくあったよなぁ。きゃ、脚本が迷走しててもさ(^-^;;;;
彼らからみれば、平川さんはまだまた若手なのかも知れないが、それに継ぐ才能があると思われたからこその抜擢だよね。
- 作者: 山田玲司
- 出版社/メーカー: 光文社
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そして、幾ら演技力があろうと、人間的に尊敬できる人間でなければ、ならないと。数年に及び心血を注ぎ込んだ作品をスタッフと同じように大事に思ってくれる人間、共に仕事をすることが楽しいと思える人間、つまり、声優にも人格を求めるって、言い切ったぞ、押井監督。
うん。私、新参者ファンですから、平川さんという人格に触れたことがあるとは言わないけれど、Markさんのblogや、イベントでのファンの評判や、webラジオでの平川さんって、尊敬できる仕事ぶりやなぁと思う。これからも、良いお仕事に恵まれて欲しいな。
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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こっちになら載ってるかなぁ、平川さんのこと。それにしても、岩波書店からアニメ書籍が出るって凄いね。岩波なら図書館に入れてもらえるかな。
うーん、スカイクロラのテーマは、鈴木さんの宣伝戦略に乗せられても、押井監督の主張読んでも、私未だに判らないんだけどさ(笑) つまり、あれか? 「俺を殺しに来い=俺は父親になりたい」って言ってるのかな、監督?
★ ☆ ★
ううむ。しかし‥‥他力本願といえば、この歎異抄なんですが(笑) ええ、他力という教えが曲解され、意義異端が溢れる現状を嘆くって意味なんですがね、まぁあんまりツッコマナイ(笑)
やっぱり、平川さんって、今のアニメの世界では異端だなぁ、まだ本来の力を理解されてないなぁ‥‥と改めて思ったので。でも、だからこそ、異端(? ってか本気)なアニメでキャスティングされるのでしょうが。
- 作者: 金子大栄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1981/07
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スカイクロラと巌窟王の共通点って、凄くあると思うんだけど、なんだろ? いわゆる普通のアニメではないよね。異端であると思う。製作者が本気で作ってる実験的作品であるのは見れば分かるとして‥‥そのキャラの平面っぷりかしら? 前者はリアルな背景とCGや動きにも関らず、キャラはシンプルで平面的。後者は豪奢な絵画的表現の背景に、立体的な動きをしつつも中期クリムト風に平面的なテクスチャを貼ったキャラ。
Gustav Klimt: 1862-1918 (Basic Art)
- 作者: Gilles Neret
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平面であることを恐れてない、いや、それを強調することによって、そこから何か別の世界へ突き抜けようとしてるアニメかと。
だから、「平面は平面だ。本物しか許さない!」って叫んじゃうリアル平川声を恐れない、どころか、使えちゃうんだろうなぁ‥‥なんてね。
あ、平川さんが平面声って言ってるわけじゃ全くないです、念のため(笑)
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巌窟王:第十四話、平川さんフランツの台詞 「たとえそのせいで俺が俺でなくなってしまっても‥‥」に萌えた、なんとなくキチメガ的にも♪+* ヽ(´▽`*) +*
うお、そしてその台詞が後への大事な伏線になってるのね!Σ(゚口゚*)ノノ!! まさにそこを記憶に刻んでくれる平川、くぅっ、役者だぜ!
そして‥‥第十八話、今、見た‥‥ぐううぅ(T-T) フランツ……。
メッセ&ぽちっとな、有難う御座いました! お返事お待たせしてすみません。m(_ _)m