浅瀬と深淵：BLとやおいのテクスチャについて（１） 莫迦の考え休むに似たり
もう十年一昔なんだけど、ゲイの劇団の公演を見に行ったことがあります。ゲイたちによる、ゲイと普通の人のためのコメディ。笑って笑って、そして、ほろっとくる話で。ええ、先日紹介しました劇団フライングステージのお芝居。
詳しいストーリーは憶えてないんだけど、ゲイたちの世代間ギャップがテーマの一つだったかな？
社会的な制約の重さもそうだけど、何より自分が自分であることを許せるかって部分で、苦しんできた旧世代。
その葛藤を、まるで感じてない（ように旧世代から見える）新世代。
‥‥との、対立というか、対立にならないズレと軋みから生まれた喜悲劇こもごも。
もちろん今の若いゲイたちも、いろいろ大変。内面的にも社会的にも。けれども、昔の世代から見れば、かなり現実は変革されてきていて、昔とは比べ物にならないくらい、今の若者ｗって（スタート地点から）自由闊達でいられるように見える。自分がゲイである事を認めることに躊躇しないし、罪悪感なんぞ殆ど持たないタイプが（少なくとも旧世代より）多い。
今の自由を得るために社会的にも個人的にも戦ってきた古い世代は、まさに満身創痍。その傷跡は消えるわけもなく、肌に引きつる火傷の痕を、せめて勲章として無駄に抱えててくしかないわけで。けれども、自分たちが矢面に立って得た平和のなかで、傷ひとつない綺麗な肌をさらして楽しく暮らしてる若者を見れば、やはりちょいっと何か言いたくなるような屈託があったりするわけだ。
でも、現実には、若者にも降りかかる問題は多い。旧世代には「めでたしめでたし」の御伽噺の結末に見えるその先を、彼らは生身で生きていかなくてはならない。それはそれで、また色々大変なわけなのよね。
そこまでではないにせよ‥‥なんだか、その新旧のギャップに似た感じ、腐女子の世界にもあるんじゃないかな、と感じたりするこの頃。(^-^;;;;
最近のＢＬ作品に触れてから、昔読んだやおい小説を思い出し、そして、その間に位置する作品を読んでみて、なんというか、その業の深さ、浅さのギャップに、つい眩暈が（笑）
いやぁ、受け皿があるかないかで、やはり火傷の度合いが違うわねぇ、と思ったというかｗ
うーん。
メッセ＆ボタンぽちっとなｗ有難う御座いました。(^-^) お返事遅れてすみませんm(_ _)m
＞12/14 阪井守矢さま
鬼畜脳内会議ｗにご声援有難う御座います。負けたくないですが‥‥うちの御堂さんは頑固で私の技術では当分喘ぎ声は出してくれそうにありません。(_ _|||) おお！ついにあのMADの魔術師がblog再開！さっそく拝見しました♪落ち着きましたら改めてご挨拶にあがろうと。ええ、うちの拍手システムは一括反映。何処への拍手か不明な原始的な代物で(Φ◇Φ；) でも「はてなBLOG」って利用できるパーツ少ないので(^-^;;;; いへいへまたのおでましお待ちしております！
＞12/14 澪さま
うわぁ〜ん！ 澪さまぁあ！ 勿論忘れる筈ありません。再びのメッセ有難う御座います！ ‥‥すみません、そう言って頂けると大変励みになります。嬉しい(；_；) 年末まで、未完のＳＳはなるべく仕上げます。放置ばかりで本当に申し訳ありません。またお尻を叩いて頂けると嬉しいです。宜しくお願い致します。m(_ _)m
