アレキサンドライトの声
平川大輔語り再び 1夜目
以前、わたくし、平川大輔さんの声を、宝石に例えるなら、ダイヤモンドではなくアレキサンドライト!♪+* ヽ(´▽`*)と申しましたが。あまり深く考えちゃ〜いなかったけど、その後、平川大輔を聞けば聞くほど、彼の声って、まさにアレキサンドライトだと思うようになりまして。良質の物は一級のダイヤに匹敵するが、産出自体が稀であるため決定された市場価格を持たない不思議さ。異なる光の下で、相反する色を映し出し、見事な変化で人を虜にする……その稀有なる魅力。そして、弱点に至るまで。
世界の稀少石―アレキサンドライト アレキサンドライトキャッツアイ キャッツアイ ブラックオパール ヒスイ (双葉社スーパームック―宝石の常識シリーズ)
- 作者: 岡本憲将
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2003/08
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彼の声の魅力については、今までも延々語ってきたので(まだ語り足りないが)、まずは、その弱点(と私が勝手に思ってるモン)が何かをホジクリカエシてみちゃおうか。(゚ ゜;)バキッ☆*θ(- - ;) いや、これだけの声優さんなのよ、なんでもっともっと活躍の場がないんだろ〜って、思いませんか。特にアニメで。ねぇ?! ファンとして、もんもんしませんか? 事務所の力関係とか、大人の事情も色々ありそーだけれども、まぁ、それはそれとして、このもどかしさをなんとかしたくて、勝手に妄想してみようかと。
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……そうなの。平川大輔はアレキサンドライト。太陽光の下で暗緑色に輝き、白熱灯や蝋燭の明かりの下だと鮮赤色となる。私は、少し渋いその色合いが大好きだけれども。普通、宝石の価値が、その色の鮮やかさ、透明度で決まるとしたならば、どうだろう。たとえばエメラルドのグリーン。たとえばルビーの赤。それぞれの色の魅力で売ってる宝石に、単色での勝負させてみれば、色の強さ、鮮やかさにおいては、やはり一歩譲ると認めなくてはならない。
これを、声優さんの声色に例えてみると、ね。今の日本のアニメに必要とされるのは、なによりも鮮やかで強い色の声。直線的なアニメの動きと音に負けない、ビビッドな色を持つ声だと思う。だから、本物の宝石よりも、時に、派手なカッティングの色ガラスや、大きなプラスチック・ジュエルみたいな声が受けるし、実際、ハマる場合が多い気がする。しかし……平川大輔は宝石だ。ええ、ガラスでもプラスチックでもない、宝石よ。そして、声優世界において、長く息をしている役者は、やはり宝石の輝きを持った人たちだと思う。それぞれに掛け替えのない自分の色を持っているスターたち。その中で、平川大輔の位置づけって、なんというか、難しいんだよなぁ。ほんと、まさに市場価格がつけずらい声。微妙な、グラデーションの途中にある色。彩度が低く、必要以上に浮くことがない。その繊細さは、使いようで素晴らしい効果をもたらすけれど、普通のアニメの中では脆弱に感じられるのかもしれない、とも思う。
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現在の彼の声の最大の魅力って、やはりアレキサンドライトたる変化の落差、色変わりと捉えられているのかな。それを最大限に生かした作品「鬼畜眼鏡」以降、彼のお仕事を見てみると、ゲームやドラマCDでは、二重人格的なものが圧倒的に多いかな。ええ、そりゃ、この声を聞けば、そういう企画立てたくなるよね。オファーくるよね。平川大輔ですもの。完璧に演じてくださいますし、ファンは一粒で二度嬉しいし、ぶっちゃけ、制作側でも、二人の声優が必要なところ、一人で十分ならギャラ的コスパもよろしいかと。ええ、そういう役ばかりで何が悪いかとも思うし。このキャラなら平川大輔!と言われるキャラ元型を持ってるもの役者の強みだろうし。でも。平川大輔という声優に、より一層の活躍と飛躍を期待する者として、ちょっと危機感を感じるのも確かで。
- 作者: ドストエフスキー,小沼文彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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吹き替えやアニメで、そうゆう役は勿論、限られてますしね。それに……ドラマやアニメで、二重人格のキャラがいたとして、平川大輔をキャスティングするのが最適か、というと多分、ちょいと考えるな。だって、上手すぎるのよ。止め絵のゲームや映像なしのドラマCDなら、そこに命を吹き込むのに、あの演技力と声変わりが必要であるし、最大の魅力となる。けれど、動きや表情が見える映像の場合、声や性格演技が余りに違ったりすると、かえって違和感があるか……も。その最大の魅力は、映像の上では過剰なものになってしまうかもしれない、な。ええ、平川大輔の演技って、声に乗せてる情報量が、すっごく多いと思う。普通のアニメに必要な情報量がメガ単位なら、ギガレベルぐらいあんのよ!
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あ、いやいやいや、別に、アニメの分野で平川大輔の活躍の場はないとか言いたいわけじゃないんだ! 勿論、声優の仕事は、なにもアニメだけじゃない。ゲーム、ドラマCD、DJ、テレビCM、ラジオCM、ナレーター、洋画や海外ドラマの吹き替え、etc...と活躍していって下されば、それで十分嬉しくもあるんですが……でも、でもね。ファンとして、なんか、こぉ〜、もどかしいんだよなぁあああああ! (ノ^-^;)ノ ~┻━┻・..。;・' ★ 彼の持つ繊細な演技力や微妙な声質を求められる(特殊な)作品が作られない限り、赤なら赤、緑なら緑ってベタな声が選ばれるってのは、判るんだけど、判るからこそ! オレ、オタクだから! アニメ好きだから! 平川大輔の出てるアニメが見たいんだよ。 ええ、でも、彼に、彼の声に、変わって欲しいとは、全然思ってない! つまり、もっとアニメが、平川大輔を使えるよーな、絶妙な表現ができるメディアに育っていって欲しいんだよぉおおお!
ていっ! (ノ-"-)ノ~┻━┻.:・'.::・'.::・ ★
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……ぜいぜい、はぁはぁ。なんか無駄に興奮してしまうわ。で、“平川大輔とアニメ”の関係をもう一度語り直してみたいのですが、この関係を逆さまにしてみると、“ドラマCDと福山潤”な関係(あるいは中村悠一)にちょいと似ていると、最近思ったりしたので、次回、そこらへんから強引に語っちゃおと思います。はい(;^_^A
<リアルイデアルの狭間でw 平川大輔&平井達矢語り再び 2夜目>
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更新が乱れまして反省しております (^-^;)boko☆*\(-''- ;)