-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

本日の『トロイ』に平川大輔さん出演!

kokuriko-fufu2010-02-07


主演は、山ちゃんの様子ですが(笑) 
本日の日曜洋画劇場『トロイ』放映! オーランド・ブルーム役で、平川大輔さん出演のご様子! o(^-^)人(^-^)o ヘレネ略奪のパリス役だよっ! うほほ、どんな風に演じてくれてるのか楽しみやー!

トロイ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]

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個人的に、トロイ戦争を扱った作品でお薦めなのは、山岸涼子の『黒のヘレネー』 短編ですが、ヘビー級の名作です。ストーリーも絵柄も、世紀を越えて古びるどころか、なお斬新さに震えるほどの完成度。ぜひ、手に取って頂きたい。しかし、心してお読みあれ。この作品の前後の山岸涼子の作品群は、鬼気迫るどころか、鬼神の業そのもの。透徹した狂気とでもいったものに満ち満ちて、読者を戦慄させずにおきません。ギリシャ神話をモチーフにしたものが多かったのですが、耳傾ける者をことごとく異世界へと引きずり込む、まさにセイレンの歌声。
山岸凉子作品集〈9〉 傑作集3 黒のヘレネー

山岸凉子作品集〈9〉 傑作集3 黒のヘレネー

嗚呼、彼女の作品に幾度打ちのめされたことか。沈む水底から見上げる遠い陽光。足元から手招く底なしの闇。紙面から立ち上る妖気に、頁を繰る指が震えた記憶が。‥‥ただ、そんな作品の生みだされた時期は、今思えば短いのですが、(その神気は、稀代の傑作「日出処の天子」終了直前に少しく枯れてしまったような気も) その数年の間にも、これだけの作品群を残せた作家を、天才と呼ばずしてなんと言えばよいのか。まさに神に選ばれし描き手のひとり。
日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)

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読者が若ければその鋭敏な感受性に焼きつき、歳を重ねて読めば人間性への深い洞察力に痛いほど胸打たれる。ああ、また全集読み返‥‥はっ、私に山岸涼子を語らせてはいかん、切が無い(^-^;)boko☆*\(-''- ;) トロイア戦争に話を戻しましょうか。
天人唐草―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)

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他は、やっぱりブラッドリーの『ファイヤーブライド・シリーズ』かなぁ。これは、パリスの姉、カッサンドラが主人公。アポロンの求婚を拒んだために、自身に下る神託が真実にも関わらず、誰にも信じてもらえない運命を負わされた少女。しかし、このお話では、彼女はアマゾンの部族に預けられ、自ら選び、学び、自分の足で歩く人生を知り、そして……。ラストは賛否あるでしょうが、1巻から中盤はワクテカで面白い! ああ、今は絶版のダーコーヴァ・シリーズも大好きでしたなぁ。

太陽神の乙女 (ハヤカワ文庫FT―ファイアーブランド)

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はっ、話が逸れまくりですな(^-^;  さて、映画観ようっと。