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-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

 Sweet poolプレイ感想 序 「海なんて、こんなもんさ。ちょっと大きな水溜りだ。」或いは『グリーンレクイエム』の思い出

kokuriko-fufu2011-03-01

Sweet pool プレイ感想 序  
「海なんて、こんなもんさ。ちょっと大きな水溜りだ。」 
或いは『グリーン・レクイエム』の思い出


一枚も風呂敷を畳まないまま、また広げるか、俺ってば(-""-;) って、もう書きたいネタが溜まり過ぎて何から書いていいのか判らなくなったので、キチメガだけでなく片っ端から参ります、失礼。m(_ _;)m

sweet pool 通常版

sweet pool 通常版

『咎狗の血』に続くNitro+CHiRALのBLゲーム、『sweet pool』をプレイしてみました。細かい感想はまた後になると思うのですが、ざっと初見の印象をメモφ(..)しておきたく(;^_^A  はい、PCゲームとして結構短めとはいえ、3日もかからずプレイ完了。前作『咎狗の血』は、1年以上もコンプリートできなかったのに。


 『sweet pool』  Nitro+CHiRAL公式サイト   

 wiki sweet pool   


「愛でもなく 恋でもなく。もっとずっと、深く重い‥‥」


DEMOを見た時から、こりゃ、ボーイズラブというより、正統派やおいか?!と、古いやおい世代としてドキワクでございましたが、うん、なんというか、深いというより重いというより、‥‥痛々しかった。うん、痛々しい。こ、こ、このテーマを、BLで?!(◎_◎;)“と慄きつつも、いや、だからこそBLなのかも‥‥といろいろ動揺しましたっす。スレッカラシのババアなもんでミモフタモなく言ってしまうと、これは思春期の女の子から見た、“性”‥‥いや、もっとアカラサマに、生理と妊娠、出産(への憧れと恐怖)の物語ではないだろうか?

sweet pool 公式ビジュアルファンブック (B’s LOG COLLECTION)

sweet pool 公式ビジュアルファンブック (B’s LOG COLLECTION)

この問題、真面目に語ると痛いどころか、大火傷(((;°Д°))) しそうなので‥‥いや、ほんと、この問題から逃げなかった‥‥いや、BLというジャンルに逃げながらも、なお追いつかれ組み敷かれて、しかし抵抗して血まみれになってるよーなこの作品って、ある意味、本当に凄いんだけど、凄すぎて‥‥とりあえず今は、私は逃げちゃう。(0_☆)\(-_-;)baki! けど、つくづく、やおいアナ>についての考察サイトを熟読しちゃったってか、BLにやおい穴ってやっぱ存在するのねって、改めて考え直させられたゲームでもありましたよ。でも、生理が来るソゲなアナって……ヘ(。。ヘ☆\(-_-;)baki! 

Cool-B (クールビー) 2008年 11月号 [雑誌]

Cool-B (クールビー) 2008年 11月号 [雑誌]

で、なぜこの物語のタイトルが、『sweet pool』、甘い水溜り(?)なのか? って思いませんでしたか。確かに、王道ルートのラストで、プールのシーンは出てくるのですが、それもかっなり唐突な感じがするのよね。それまで、プール描いた背景どころか、ふたりが屋上から光を反射する水面を眺めてた‥‥なんて描写(入れておくべきだよな)どころかプールがあるって記述もなかったように思うし(少なくとも印象に残るほどの描写がない)。それなのに、なぜタイトルになっちゃうのか? ムックのメイキング話や雑誌のインタビュー等で作者さん自身が何か語ってらしたかどうか全く知らないんだけれど。
‥‥‥‥でも、なんだか、私は勝手に納得してしまったのだよ。そうか、プール。大きな水たまり。

transmigration DJ SADOI -sweetpool remix-

transmigration DJ SADOI -sweetpool remix-

ああ、『咎狗の血』が『ディアナ・ディア・ディアス』で、『sweet pool』は、『グリーン・レクイエム』に戻ったのか、新井素子的に見ると‥‥と思ってしまったのだ(笑) はい、どちらも昔のSFファンタジー小説でしてな。当時二十歳そこそこの少女作家によって書かれたもの。前者は“その血が万能薬になる血筋ゆえ、血統を維持する為、血の呪縛に翻弄され続ける人々”ってなファンタジー、後者は“異星人の血を引く少女との恋”を主題としたSFでして、別に、お話の筋や表面的な設定が似てるとか、ましてやパクリとか真似てるとかそういうことでは全くないのだけれど。なにかこう、深い場所で。根底を流れるテーマが、思春期の女の子の誰もが一度は通る、身体(の変化)を通して「体験」する物語なのかも、どちらも。少女であるもの、少女であったものならば、この物語は、誰もが通る道‥‥いや抜けてきた森なのだ。まだその道に迷い、身体半分、森のどこかに棲んでいるのが腐女子なんだろう。((社会が求める)女性に)生まれ変わるため)受けねばならぬ洗礼の水を受けきれず、溺れて咽せてるのが腐った女子っちゅうかww


すみません、勝手な暴走(笑)‥‥でも、思い込みで、感想続けちゃいます(´¬`*)

グリーン・レクイエム/緑幻想 (創元SF文庫)

グリーン・レクイエム/緑幻想 (創元SF文庫)

「海なんて、こんなもんさ。ちょっと大きな“水溜り”だ。」 
これ、『グリーン・レクイエム』ラスト、ヒロインに恋してた青年の台詞なんだけど。この“水溜り”と、『sweet pool』の“プール”って、多分同じ意味合いで使われてるんじゃないかと。今、手元に本がないので、『グリーン・レクイエム』の台詞はうろ覚えなんだけど、「命は川。親から子へ、子から孫へと流れる、いつか辿り着く海へ。‥‥わたしが注ぎ込む海が」とか。この作品のなかでの「海」って、生物が、あらゆる命の流れが帰るべき故郷っていう意味合いなんだよね。
ディープ・ブルー 偉大なる海の命 KVD-3505 [DVD]

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‥‥その海へ帰ろうとする少女の(母に刷り込まれた)意思が悲劇を招いてしまうのだけれど。彼女の恋人が、ラストシーンで呟く言葉が「海なんて、こんなもんさ。ちょっと大きな水溜りだ」 

えっと、何が言いたいのかってーと(゚д゚;)

ディアナ・ディア・ディアス (徳間デュアル文庫)

ディアナ・ディア・ディアス (徳間デュアル文庫)

生殖から切り離された、いや生殖を拒否した、生殖から拒否された恋。それ以上、何処へも流れゆくことのない行き止まりの命。命を生み出すのではなく、連綿と続いて来た命の川を絶ちきる恋。それでも、互い以外を選ぶことの出来ない恋。‥‥たとえ世界全てを引き換えにしても。
多分、それが「グリーンレクイエム」の恋。「Sweet pool」は‥‥、そこから、また違う展開を見せるから、少し驚いたな。とても思春期的な解釈ではあるけれど。「鬼畜眼鏡」もファンディスクではああいう結末もあったしな(笑) 昭和から平成へ、やおいからBLへ、幾度も先達と同じ道を通りながらも、女の子達は少しづつ変化してるんだろう。
D
グリーンレクイエム作中に、中原中也の詩の引用があったな。


 海にいるのは、
 あれは人魚ではないのです。
 海にいるのは、
 あれは、波ばかり。
 

 曇った北海の空の下
 波はところどころ歯をむいて
 空を呪っているのです。
 いつはてるとも知れない呪。

 
 海にいるのは、
 あれは人魚ではないのです。
 海にいるのは、
 あれは、波ばかり。         (中原中也『北の海』)

 モラヴェッツの演奏
http://www.youtube.com/watch?v=08HDgXx64_s  こちらも素敵
作中「緑の鎮魂歌」のモデルになったのは、ショパン夜想曲 作品9の1. ラジオドラマの為に作られた羽田健太郎さんのピアノ曲も、聞いていると心もってかれそうなくらい好き。



さて、脱線もイイカゲンニして、次回からルート毎のプレイ感想始めます、多分(0_☆)\(-_-;)baki!