三原順 「Die Energie 5.2☆11.8」
忌野清志郎さんの命日に
「消費者は送られてくる電気を
憎みはしないが
いかなる発電所でも
それを憎む人々は必ずいる
それは食卓に並んだ料理は好んでも
屠殺場は好まない人々が多いのに
どこか似ている」
4月末に、ツイッターで話題になってましたから、どこかしらでご覧になっていたかも。故・三原順さんの「Die Energie 5.2☆11.8」 1982年発表作品。三原順さんも本当に大好きだった。台詞を諳んじるほどに熱愛してた。この作品、当初の単行本では『夕暮れの旅』の中程に収録。(現在は、三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)に収録) 『X Day』と共に、汚れ擦り切れても、未だに手放せない一冊。
- 作者: 三原順
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1998/09
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白泉社ブログ 「三原順作品全18冊 新デザインカバーで登場」
http://www.hakusensha.co.jp/hbstation/blog/2010/10/22/
Die Energie 5.2☆11.8 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/Die_Energie_5.2%E2%98%8611.8
『Die Energie 5.2☆11.8 』(でぃ えねるぎー)は三原順の漫画作品。原子力発電に伴う環境問題を取り上げた三原順の作品の中でも特に社会性の高い80ページ程度の中編である。
「三原順メモリアルホームページ」主催のファンの方によるストーリー紹介
(ページ真ん中やや下)
http://tateno.pos.to/diary/199809.html
NAVER 原発マンガ「Die Energie 5.2☆11.8」についてまとめてみた
http://matome.naver.jp/odai/2130395747489431701
- 作者: 三原順
- 出版社/メーカー: 白泉社
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ツイッターでは、この1ページと他、数コマが取り上げられて、それでも、その先見性(この作品の発表は、スリーマイル島以後、しかし、チェルノブイリ以前!)が、初めて読む人たちを驚かせていたけれど、ぜひ、ぜひ全編を通じて読んで欲しい。決して、単純なアンチ原発漫画ではない。「東電社員に読ませたい!」ってコメントもあるけれど、実は、東電社員が、今、一番叫びたいだろう台詞も、この漫画には沢山書き込まれている。
「飢えさせてみたかった。たっぷりと電気を使って生活しながら発電所を非難する連中に電気の足りない生活を・・・させてやりたかった!」
「何ならば...電気を受けとる代わりに失ってもいいと思っているんだい?」 などなどと。
主人公は、正論を吐く女性ロザリンの方ではなく、タバコ( ´△`)y-~~を吸っている男、ルドルフ。つまり彼は、電力会社勤務なのだ。かつては彼も揚水発電などの次世代電力開発を夢見て入社してきたひとり。
恩恵を享受しながら不平ばかり押し付ける消費者に苛立ち、テロまがいの犯行に及ぶ‥‥のは彼ではないけれど。でも、アンチ原発派として登場する人物にも、まともな人間はほぼいない。己が悲劇に酔って狂気走ってたり、ヒステリックに感情的であったりと、読む側の感情移入が難しいようなキャラクターとして描かれてる。なまじ電力会社サイドのほうが人間としてまっとうに見えたり。しかし、社内にも、原発推進、容認、反対勢力があり、それぞれの思惑が入り組んで、泥沼の足の引っ張り合いというか、凄まじいエゴとエゴのぶつかり合いが描かれる。(・_・;)
けれど、これを原発推進漫画と断じて、叩いたり推奨したりする人がいるのは、私には信じられないけれども。(;゚д゚)ポカーン 。
- 作者: 三原順
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今日は、忌野清志郎さんの命日。
この歌も、311以後、まるで、被災したひとたちの気持ちを映してるようだって、そこここで呟かれてた。彼が生きててくれてたら。でも、生きてるわたしらが声をあげないといけんのだよな。
タイマーズ大好きだった! 沙漠に降る星に昇る朝日に向かって、幾度「デイドリーム・ビリーバー」歌ったか判らん! 「サマータイム・ブルース」とかは余り好きじゃなかった、わからんちんのファンでゴメンだったけど、清志郎好きだよーっ! 安らかになんか眠らないで、いまわの際から化けて出てきてくれ!