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-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

三原順「Die Energie 5.2☆11.8」 忌野清志郎さんの命日に  

kokuriko-fufu2011-05-02

三原順 「Die Energie 5.2☆11.8」 
忌野清志郎さんの命日に   



「消費者は送られてくる電気を
憎みはしないが
いかなる発電所でも
それを憎む人々は必ずいる 
それは食卓に並んだ料理は好んでも
屠殺場は好まない人々が多いのに
どこか似ている」

http://twitpic.com/4q1ccq



4月末に、ツイッターで話題になってましたから、どこかしらでご覧になっていたかも。故・三原順さんの「Die Energie 5.2☆11.8」 1982年発表作品。三原順さんも本当に大好きだった。台詞を諳んじるほどに熱愛してた。この作品、当初の単行本では『夕暮れの旅』の中程に収録。(現在は、三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)に収録) 『X Day』と共に、汚れ擦り切れても、未だに手放せない一冊。

三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)

三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)

なぜ手放せないかというと、まだまだ理解できてないからだと思う。読みやすい漫画ではない。まずは濃度が凄まじい。同じ原発問題を扱いながら、昨日の山岸涼子『パエトーン』の、まさに対極にある作品かと。私は、こちらの作品に曳かれる人間だけれども。でも、この作品が大好きか?と問われれば、答えは「いいえ」で、『夕暮れの旅』の挿話の中では、タイトルの「夕暮れの旅」他セルフマーダー・シリーズを偏愛してた。 でも、この「Die Energie 5.2☆11.8」の読後感は、今でも思い出せる。ご飯の中の砂粒やアルミホイルの切れ端を噛み当てたような、鈍くも鋭い感覚。いつまでもその感触を身体的な記憶に残す、容易には噛み砕けず、なかなか飲み込めない何か。きっと今も消化できていないまま、それは私のどこかに、ある。楽天とアマゾンでは表紙が違いますが、内容はまったく同じです。カバーのみの架け替え。アマゾンのほうが新装版表紙。
白泉社ブログ 「三原順作品全18冊 新デザインカバーで登場」
http://www.hakusensha.co.jp/hbstation/blog/2010/10/22/




Die Energie 5.2☆11.8  wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/Die_Energie_5.2%E2%98%8611.8
『Die Energie 5.2☆11.8 』(でぃ えねるぎー)は三原順の漫画作品。原子力発電に伴う環境問題を取り上げた三原順の作品の中でも特に社会性の高い80ページ程度の中編である。


三原順メモリアルホームページ」主催のファンの方によるストーリー紹介 
(ページ真ん中やや下)
http://tateno.pos.to/diary/199809.html


NAVER 原発マンガ「Die Energie 5.2☆11.8」についてまとめてみた
http://matome.naver.jp/odai/2130395747489431701

X day (白泉社文庫)

X day (白泉社文庫)


ツイッターでは、この1ページと他、数コマが取り上げられて、それでも、その先見性(この作品の発表は、スリーマイル島以後、しかし、チェルノブイリ以前!)が、初めて読む人たちを驚かせていたけれど、ぜひ、ぜひ全編を通じて読んで欲しい。決して、単純なアンチ原発漫画ではない。「東電社員に読ませたい!」ってコメントもあるけれど、実は、東電社員が、今、一番叫びたいだろう台詞も、この漫画には沢山書き込まれている。
「飢えさせてみたかった。たっぷりと電気を使って生活しながら発電所を非難する連中に電気の足りない生活を・・・させてやりたかった!」 
「何ならば...電気を受けとる代わりに失ってもいいと思っているんだい?」 などなどと。
主人公は、正論を吐く女性ロザリンの方ではなく、タバコ( ´△`)y-~~を吸っている男、ルドルフ。つまり彼は、電力会社勤務なのだ。かつては彼も揚水発電などの次世代電力開発を夢見て入社してきたひとり。


http://twitpic.com/4q0olh


恩恵を享受しながら不平ばかり押し付ける消費者に苛立ち、テロまがいの犯行に及ぶ‥‥のは彼ではないけれど。でも、アンチ原発派として登場する人物にも、まともな人間はほぼいない。己が悲劇に酔って狂気走ってたり、ヒステリックに感情的であったりと、読む側の感情移入が難しいようなキャラクターとして描かれてる。なまじ電力会社サイドのほうが人間としてまっとうに見えたり。しかし、社内にも、原発推進、容認、反対勢力があり、それぞれの思惑が入り組んで、泥沼の足の引っ張り合いというか、凄まじいエゴとエゴのぶつかり合いが描かれる。(・_・;) 
けれど、これを原発推進漫画と断じて、叩いたり推奨したりする人がいるのは、私には信じられないけれども。(;゚д゚)ポカーン 。

ムーン・ライティング (白泉社文庫)

ムーン・ライティング (白泉社文庫)

しかし、やはりこれが30年前に描かれた少女漫画だなんて、当時からの読者である私ですら、改めて信じられない先見性だと思う。(昔は良かったなんて言いたくないが、この時代の少女漫画は凄かった!) この作品が世に問われていながら、今を招いてしまったのだけれど。ただ、最初のつぶやきにあるように、肉を食べながら、屠畜にかかわる人を蔑むような人間にはならんでいようと、それだけは心に留めていたい。自分でもこの手で羊やラクダを殺して食べてきたしね。だから、同じように、何かを利用しながら、自分を「被害者」だと信じて、その何かを作ってきたシステムや人間を、簡単に責めることはできない。でも、宗教にすがって自分を、そして何かを許したくもない。私もルドルフ並に皮肉屋だしな。うん。彼が最後に言ったように、私も私なりに「加害者でいい」‥‥いや、既に加害者なんだ。生まれながら、電気を使用している時点で。
世界屠畜紀行

世界屠畜紀行

けれどorだからこそ、脱原発デモに私は参加したし、これからも体力許せば参加するつもりでいる。(特定団体には参加しない。一人でw) デモなんかしてナニになるかって思う。世界は簡単には変わらない。イロイロ迷惑だろうし、ほんと面倒くさいよ。けれど、自分のバカさや汚さ、ちっぽけさや愚かさ、どーしようもなさを忘れずにいるために、きっと必要なことかなと。現場にいると見えてくる、とてつもなく面白い現実に触れるためにも。 その後のマスコミ報道やネットに映る事実の歪みっぷりを検証すると楽しいぜいw(゚∀゚)アヒャ!! それに、日本の市民も泣き寝入りばっかぢゃねぇって、海外に判る方法でちゃんと主張し、伝えないと、援助してくれた国の人たちに見捨てられるしな(。-∀-)w 海外マスコミは取材に来てるしw 声、出してく。沈黙は、許してはいけない何かを許して仕舞っているに等しい。

東京に原発を! (集英社文庫)

東京に原発を! (集英社文庫)

今日は、忌野清志郎さんの命日。
この歌も、311以後、まるで、被災したひとたちの気持ちを映してるようだって、そこここで呟かれてた。彼が生きててくれてたら。でも、生きてるわたしらが声をあげないといけんのだよな。


タイマーズ大好きだった! 沙漠に降る星に昇る朝日に向かって、幾度「デイドリーム・ビリーバー」歌ったか判らん! 「サマータイム・ブルース」とかは余り好きじゃなかった、わからんちんのファンでゴメンだったけど、清志郎好きだよーっ! 安らかになんか眠らないで、いまわの際から化けて出てきてくれ!