読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

『二遊間の恋』大リーグ・ドレフュス事件 読んでみた

『二遊間の恋』kokuriko-fufu2013-01-05 大リーグ・ドレフュス事件
読んでみた。(゚ー゚*)



「邦題が名訳」という話題で知った『二遊間の恋』を読んでみました。原題は、“The Dreyfus Affair”。
なるほど、巧いな邦題。元本の方は、表紙のイラストが頑張っています‥‥この話が実は恋物語だという主張に、ふたつのボールを貫く矢印w 
ええ、これは大リーガー同士のアフェアのお話。

二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件 (文春文庫)

二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件 (文春文庫)

ちなみに、英語で「二遊間」ってなんて言うのか調べてみた。 between short and second ショートと二塁の間ってそのまんまだな。 又は third-base hole 三塁の‥‥三角関係の「穴」って‥‥わはははっ!! そうか、作中のあの表現には「‥‥◎●スを何処に突っこんだかが問題なんですね?」ってな表現はここにかかるのか?(^-^;)boko☆*\(-''- ;)  二遊間コンビ key-stone combination という言い回しもあり。息の合ったプレイを要求されるポジションなんですね。原題は、19世紀フランスの冤罪事件「ドレフュス事件」をベースにしているようです。歴史的ユダヤ人差別事件をゲイ差別に絡める‥‥なかなか策士だなあ。踏んだら地雷(^_^;

ドレフュス事件とエミール・ゾラ 告発

ドレフュス事件とエミール・ゾラ 告発

難しいことは置いといても、小説として結構面白いw なんつーか最近では学園BLでも見ないような初々しい初恋物語w 美しい妻と子供を持ち、野球選手としても絶頂にある白人遊撃手が、ある日突然思いもかけず、欲情している自分を自覚する‥‥同僚の黒人二塁手の裸体に。沸き上がる思いを忘れようと、カウンセラーに通ってみるものの、思いは募るばかり。ついに相手と話すうち、彼にゲイだと打ち明けられ、彼らが両思いだと知ってしまった‥‥。男同士しかも異人種という壁。国家の規範足るべき大リーガーとしての地位、目前となった最高の栄誉と報酬を引き換えにしても、この恋を選ぶべきなのか?久しぶりにアメリカの現代小説を読んだけど、村上春樹が煮詰まったような文章で、ああアメリカ(笑) やたら出てくるブランド商品名、フリーダムすぎる比喩表現が(笑) ちなみにふたりが初めて愛を交わすシーンは
「‥‥氷のはいったバケツがランディの手から床に落ち、鈍い音をたててころがった。ロッキー山脈が崩れはじめた。ジブラルタル要塞が陥落した。ふたりは粘土の人形となった‥‥」
ヾ( ̄  ̄ゞ ヾ( ̄  ̄ゞ ヾ( ̄  ̄ゞ どうしよう(笑) 
ロッキー山脈踏破行 (平凡社ライブラリー (204))

ロッキー山脈踏破行 (平凡社ライブラリー (204))

アメリカって自由と正義の国ってイメージが今だあるけれど、それは子供は純粋だってな幻想に似て、先住民大虐殺して国土を乗っ取った歴史があるように、実は物凄いイジメや弱肉強食が“自由”で、“強いモノが正義”の世界。子供が頭から迷信を信じるように、宗教信仰を主軸にして国として成りたっている若い国。だから、その宗教で禁じられてる同性愛って、時として日本では考えられないほどの拒否反応を生み出すらしい。ましてや強いアメリカ、「男らしさ」の象徴であるべき国技、野球選手となれば、そんなことはあってはならない、のだ。大統領まで出てきて、弾圧、球界追放ってヽ(゚д゚`;) 
The Dreyfus Affair: A Love Story

The Dreyfus Affair: A Love Story

でもまあ‥‥ネタバレ注意ですが、意外にハクナマタータな展開だった(笑) ええ、ライオンキングのシンバみたいに、逃げてる間に勝手になんとかなっちゃった、みたいな(^0^;) 妻や子供もやたら理解があるし。これはお伽噺というか、ゲイの願望物語か(^_^; 手に手を取って逃げたふたりが、どうやってアメリカ社会で生き残っていくのか、その彼らの戦いが描かれるのかと思いきや、ふたりでのんびり逃避行してる間に、現代のエミール・ゾラが現れ、“自由アメリカ”の風向きが変わって‥‥あらえっさっさ( ̄▽ ̄ノ)ノ" 
[asin:4925219812:detail]
最高の地位や栄誉を捨ててまで、互いを選んだふたり。それは美しいオハナシだけど、でも技術を極めたスポーツ選手として、ましてや、その肉体の絶頂にいる最高の選手たちが、互いのために野球が出来る場所を失ったまま時が経ったら‥‥本当に後悔しないものだろうか? 男ならば「戦場」に帰りたくなるんじゃないのか? ‥‥と余計な事を思ったよ。そーゆうマチズモを超越したって話なのかなあ(^0^;)ラストのどんでん返し?!はどうころがるかお楽しみw 現代アメリカの一面と、イマドキの韓流ドラマにもないよーな純愛が美味しく楽しめる小説でした(^-^)