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-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

NHKBSP 知られざる在外秘宝第1回「北斎漂流〜初公開 謎のイスラエル・コレクション」再放送と少女漫画とアニメw  

kokuriko-fufu2013-01-08




NHKBSP 知られざる在外秘宝
第1回「北斎漂流」再放送
〜初公開 謎のイスラエル・コレクション〜と少女漫画とアニメw



昨日から在外秘宝での検索アクセス増加。もしかして再放送?(*゚∀゚)と思ったら、今日のお昼放送!(◎_◎;)   凄く面白い番組なので、間に合えばぜひ!


イスラエルの博物館を訪ねて驚いた非常に良質な日本画や仏像コレクションの数々。そして、なぜか地中海の港町ハイファに存在する日本美術館。あの浮世絵のコレクション。ユダヤ・マネーの為せる業とは思いつつ、どうしてここにあるのか?と不思議と言うよりいぶかしんでおったが、まさに、その謎が明かされた第一回。


BSオンライン NHKBSP
NHKBSP 知られざる在外秘宝
第1回「北斎漂流〜初公開 謎のイスラエル・コレクション」
http://www.nhk.or.jp/bs/temporary/hihou.html

近年、葛飾北斎を代表とする浮世絵の未知の名品が発見された。ユダヤ系画商ティコティンが大戦の間、命がけで守り抜いたコレクション、3000点余。浮世絵は明治の日本からフランス、そしてポーランド、ドイツ、オランダを彷徨い、イスラエルへ渡る。日本への憧れや夢、ヨーロッパ人の様々な思いを映しながら流転した北斎。その100年にわたる漂流を追う。


1月8日(火曜)15:00〜15:30 
第1回「北斎漂流〜初公開 謎のイスラエル・コレクション〜」
1月15日(火曜)15:00〜15:30 
第2回「発見された桃山のジャパン〜スペイン・修道院で守られる蒔絵〜」


放送未定
第3回「徹底分析・写楽全作品〜浮世絵版画全145枚が語る謎の絵師〜」
第4回「写楽・解かれゆく謎〜ギリシャの浮世絵が語る正体〜」


こちらのかたのブログ、番組内容が詳しく紹介されています。
北斎とフェリックス・ティコティン <グレイとギャツビー>
http://progressivism.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-b3aa.html


待ちに待った再放送、浮世絵やマンガ好きならぜひぜひチェックを!
以前の「在外秘宝」関連日記はこちら。
今日の日記は、同じ内容でやや短くリライトしたものです(^_^;  
http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/20110510

Hokusai

Hokusai


ティコティン日本美術館  イスラエル ハイファ
http://www.tmja.org.il/Museum/TMJA.asp?DBID=1&LNGID=1

wiki Tikotin_Museum_of_Japanese_Art
http://en.wikipedia.org/wiki/Tikotin_Museum_of_Japanese_Art


2005年の訪問当時は、残念ながら改装中。一部スペースのみの開館。それが「本物の浮世絵と日本少女マンガの比較展示」とはさすがに驚いた。世界中をも魅了する日本サブカル。そのオリジン浮世絵と正統たる末裔少女マンガを、比較展示。しかも、24年組がメイン。


  

萩尾望都ポーの一族」「トーマの心臓」 竹宮恵子風と木の詩」 大島弓子綿の国星」 山岸涼子日出処の天子」‥‥etc

日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)

日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)

この東も果てる地で、思いもかけない邂逅。彼女たちの漫画を貪るように読んで育った極東育ちとしては、ただ感動で震えた。開いて紹介されてるページは悉く名シーンが選んであり、しかも丁寧な英語とヘブライ語の翻訳添付つき。お見それしました。この複雑な国を好きとはクチが裂けてもいえないが、こういうセンスは認めるにやぶさかでなし。

ポーの一族 I 萩尾望都Perfect Selection 6 (フラワーコミックススペシャル)

ポーの一族 I 萩尾望都Perfect Selection 6 (フラワーコミックススペシャル)

この比較展示手法には、実は長〜い歴史が。今回の番組によると、この美術館を作った日本美術コレクター・ティコティン氏は、昔々、北斎レンブラントゴッホの素描のみの同時比較展を開催。ヨーロッパ美術史最高峰の画家レンブラント、そして北斎に強く影響を受けた天才ゴッホとの組み合わせとは! 一時は欧州中を席捲したジャポニズムブームも下火だった当時、北斎の素晴らしさを再認識させるのに、これ以上はないってなアプローチ。このセンスを引き継いでの「浮世絵&24年組」か。人に歴史あり、美術館は一日にして成らず。

レンブラント―フォルムの素描家

レンブラント―フォルムの素描家

ゴッホの手紙―絵と魂の日記

ゴッホの手紙―絵と魂の日記

同時期、エルサレム国立博物館の本館で、日本現代美術の展示会が開催。結構な規模で質も高くて驚いた。

「ライジングサン・メルティングムーン」
http://www.imj.org.il/eng/exhibitions/2006/sun/index.html
展示写真沢山あり。一番下の地図に散らばっている青いボタンをクリックすると、会場内風景がパノラマで観賞可能。

芋蟲 束芋-2010- imomushi : tabaimo [DVD]

芋蟲 束芋-2010- imomushi : tabaimo [DVD]

アプローチがちとエログロ、キワ物扱いぽかったけどね。 奈良美智さんの浮世絵パロディ作や束芋さんの作品に出会えたし、本物の春画は初めて見たし(^-^;;;;(上のパノラマで、一番右下のボタン回すと春画アリ)  

NARA LIFE / ナラ・ライフ 奈良美智の日々

NARA LIFE / ナラ・ライフ 奈良美智の日々

オタク的に報告したいのが、この会場の片隅で、「新世紀エヴァンゲリオン」のDVD上映が! 現代アートの一角を担って♪  モノホンの死海文書展示してる隣(の建物)で(笑) そこに感動した私は根っからヲタクを自覚した。゚+.(・∀・)゚+.゚w
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

政治的、治安的(テロさえ起こらなければ普段の治安は良)に気軽に行ける国ではないかもしれないが、美術的には結構穴場。旧市街なら10ドル以下で泊まれる安宿もあるので、ゆっくり滞在して美術三昧もあり。西洋絵画も古典や宗教画から、ユダヤ系画家シャガールは言わずもがな、思い出せるだけでもブリューゲルマグリットクリムトピカソ、巨匠の名品も、時間によっては貸し切り状態、独り占めで観賞可能。現代アートも面白い作品がピックアップされてたし、博物館コーナーも質、量とも見る価値アリ。穴場と言えば、まだ経済復興途中の東ヨーロッパの美術館。建物の造りは立派、でも凄まじくボロボロ。床はキシんで穴だらけ。客が来た時だけ電気点灯(手動でw)、それでも薄暗いのが元共産主義クオリティーw。しかし、ルーマニアだったかブルガリアだったか、浮世絵のコレクションがあって驚いた。少し前の日本じゃ、民間の小規模浮世絵美術館はあっても、公立、国立美術館での常時展示なぞ殆ど見なかったっていうのに。西洋画か、ナントカ派のお行儀の良い日本画ばっかで、浮世絵はマンガ雑誌扱いだったよね。最近はずいぶん変わってきたと思うけれど。
オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」

オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」

番組でも紹介されてたように、ポーランドでも出会った浮世絵とマンガ。


ポーランド クラクフ
日本美術・技術センター“マンガ”館
Manggha Centre of Japanese Art & Technology
http://www.manggha.krakow.pl/

wiki クラクフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%95

北斎漫画 <全三巻> 第三巻「奇想天外」

北斎漫画 <全三巻> 第三巻「奇想天外」

ここのコレクションも、海外流出したのが悔やまれるような名品ばかり。嗚呼、痛恨の廃仏毀釈の時代。‥‥しかし、かつて大国の戦争に蹂躙され続けたこポーランドの人々を勇気付け、今もこの美しい町で、こんな風に大事にしてもらえてるなら、この美術品たちも幸せなのかもしれない。古城と川の眺めが素晴らしいカフェテラスでは、日本茶でアンパン食べられるし、お土産コーナーでは、北斎のお化け浮世絵グッズのほかに、「攻殻機動隊」とか「銃夢」か「超人ロック」とかの英訳本が販売中、良い所w
ポーランド (ナショナルジオグラフィック世界の国)

ポーランド (ナショナルジオグラフィック世界の国)

番組では、もっと深い歴史的逸話が語られてました。浮世絵が虐げられた者たちの屈折した感情の受け皿(?)になってたってのは、ほんと今のアニメと変わらんなぁと思ったり。ちなみに、番組BGMには、増田俊郎作曲『蟲師』はじめ、聞きなれたアニメのサントラが色々とw 最後のシメは川井憲次作曲『スカイクロラ』のメインテーマ。あのアニメの舞台も一部、クラクフがモデルだから大変正しい選曲かとw 最近のNHKのオタクぶりは濃いなw

しかし、海外コレクターや画商がいなかったら、これらのコレクションは今に残らなかったんだと思うと、複雑。ハゲタカ同然の画商に二束三文で買い叩かれ、あるいは略奪同然に海外流出してしまった物もあるとは云え、その価値を知らず、作らず、守らず、手放したのは我ら日本人。海外で大事にされているとは云え、悔しいと思う。
芸術起業論

芸術起業論

しかも、この歴史の愚行は繰り返されてる。今は、サブカルと叩かれ、美術品扱いされてないマンガ。著作権無視、タダ同然で世界中のネットに流れてるアニメ。まさに流出当時の浮世絵と同じ状態かと。ベネチア・ビエンナーレ「侘び寂び萌え」のような企画はあったけど、日本人が一番価値に気づいてない。今、アートと呼べとは言わない。でも、貴重な資料が廃棄、散逸する前に、せめて公立、国立で収蔵場所や収集システム作って欲しい! 箱物、国立マンガ喫茶とあざ笑われてても、今やっておかないと、再び(現代の)北斎は漂流するぞおおお!o(>_<*)