-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

 押井守が語る「ボーイズ・ラブ」は、さ? 或いは他人の傷で遊ぶこと

押井守が語る「ボーイズ・ラブ」は、さ? 或いは他人の戦争で遊ぶこと





「押井監督と宮崎監督の違いを 一行で述べよ」



 某SNSの某コミュで出た、あるお題。



「鈴木の会社を潰したのが押井、鈴木に会社を作らせたのが宮崎」




が、俺の答え。 あ、オレ、半端に押井ストです。宮崎さんも好きだけど。




物凄く面食いの筈なのに、なぜか数年置きに監督が夢に出てくる位だ(笑)<失礼ヘ(。。ヘ☆\(-_-;)baki! 

天使のたまご」(会社を潰したいわく付の作品)は、公開以前に物凄く似た夢を見ていたので、なんだか他人の夢、いや作品とは思えないくらいで(笑)






いえ、先日4日、NHK放映の【映画監督押井守のメッセージ】 新作“スカイ・クロラ”製作の秘密に迫る ▽若者に伝えたいこと って、番組の録画、見てたんですけどね(^-^;;;;

横国大のキャンパスを歩くカットで、押井監督が‥‥
「ボーイズ・ラブがさ‥‥‥‥ボーイズ・ラブってさ、◎◎◎で、◎◎いいよね?」
とか、熱く語ってるとこで、画面が切り替わった(^-^;;;;




うぉい、NHK!!
そんな思わせぶりなところを思わせぶりにそこだけ流すなっ!(笑)
しかも、何回撒き戻しても、◎◎が聞こえないっ!



すんません、BLネタは、これだけよ(笑)
でも、語って欲しいよね、押井に、ボーイズラブ(笑)



以下、ただのオタクの独り言であります。

彼の作品に、目に見える形の愛とかセックスとかは絶対期待してはいけません(たとえ鈴木プロデューサーがどんなコピーや煽り文句をつけてこようともw)、って判りすぎるくらい判ってますけれど、だからこそ、彼の語る肉体の言葉を聴いてみたい。



詩篇・伴天連カブレから、踏み絵をふんずけて原始仏教に転んだとしか思えない「イノセンス」見てさ、あれってインポの映画やなぁって思ったの俺だけ? 映画館へ二度見に行きましたけど(笑) あの映画、面白いかどうかは別として、どうしようもなく魅力的ではあるのよ。「一晩中でも悪口を言える映画」by岡田斗司夫氏(笑)  でも「肉体は所詮糞袋」ってロボット通して、あんな形で言われても矛盾してるとしかww 大変失礼で意地悪な言い方だが、もし彼が魅力的な肉体を持っていたら、どんな映画を作ったのだろう?と考えずにいられないさ。映画を作るリビドーはそれでも培われたのだろうか?)




ああ、でも、スカイ・クロラ
キャラデザは、確信的に萌えを拒否してるし(笑)


小説原作自体にには、魅力的で、妙にとっても懐かしい設定と思いつつ、色々物申したいことがあるのだけれど‥‥
キルドレ、子供というものの定義について、特に、うん。未熟な肉体に厳密に規定される精神を描くのならば、なぜ、ああいう展開???)


映画、見に行くことに決めた。




あの演出、たまんない!


あの気が狂うほど繊細で、緻密で、殆ど静止しているかに見える動き。



やってくれる。
この許容レンジのごく狭い俺の心に、もんのぅ凄く、ピンポイント・クラッシュ(笑)




ああ、やっぱり、押井好きなんだ、俺。
ってか、あのおっさんの言うことって、ユングじゃないけど、時々とっか無意識で繋がってるという錯覚にひたらざるえませんよー^(笑)




映画について、番組で押井監督が語っていた言葉は、若いひと向けを意識していたせいか、珍しく平易であったけれど、内容的には、危険なものだった。


この広島、長崎、そして敗戦へ続く夏に語られる言葉としては、特に。



でも、真実だ。





原作の森博嗣氏の著作は、少し前、スカイ・クロラのシリーズ中心に、7,8冊ばかり読んだ。
特に、この番組で云われていたような、戦争と個人の関わりについてが、テーマだとは思わなかった。
アスペルガー的……というか、おそらくそのものな主人公が、非常に個人的な内面を語るうちに、いつのまにかストーリーが展開してゆくって、イメージ。ああ、主人公と飛行機のかかわり方って、神林長平のSF「戦闘妖精雪風」にちょっと似てるよね。



えーっと、原作の話になると散漫になっちまうので。
ここでは、押井が取り上げた、押井監督の思想として、語らせて頂きます。




戦争と遊ぶ、戦争で遊ぶ。  身に覚えのある手遊び




生きる実感を得るために、何処かで誰かが死んでいる事実を眺めること。
そんな仕掛けが必要な現代の玩具(ゲーム)としての戦争。
生きるに耐え難い日常を消費するための装置としての、望まれて起こされる流血と死。




他人を火葬する焔は美しい。


その煙、嗅いだことある? 美味しい匂いがするんだよ。


なんて、ゲロぽえまーになってる場合ぢゃありませんが(笑)


ただ、眺める視線だけが生きて残り生殖する。
「傍観」から掻き立てられる、絶望的な食欲にも似た、そんな残酷で醜い,、"わたしたち自身”の感情を殊更に鮮やかに描いてみせる手腕よ。
吐き気をこらえ、目を背けてもなお、手づかみでソレを眼前に突きつけて恥じない、その真っ正直な卑劣っぷり、ブラヴぉ^!(笑)



そんなダーティな演出を確信犯的に厭わないヤツだよね、押井監督って(笑)




(だから、これが、いくら戦争を美しく描こうと戦争賛美映画だとは思わない、たぶん)





あー、ちくしょー。
そーゆぅの、やりたいんだ‥‥。
書きたかったんだよなぁ、ずっと。






≪番組詳細情報≫
映画監督・押井守のメッセージ◇日本が誇るアニメ界の巨匠、押井守氏の創作の秘密に迫る。革新的な映像表現と哲学的なテーマを内包した作品で若者たちを引き付けてきた押井氏は、ジェームズ・キャメロン氏やクエンティン・タランティーノ氏ら世界的な映画監督にも影響を与えてきた。今夏、押井氏は4年ぶりとなる新作アニメ[映]「スカイ・クロラ」を発表。押井氏は今作に、生まれて初めて若者へのメッセージを込めたと語り、周囲を驚かせた。これまで押井氏の作品は若者たちから絶大な支持を受けながら、彼自身は若者たちに語ることは何もないとして製作を続けてきた。しかし自身が55歳となった今なら、若者たちに何かを語れるのではないかという心境になったと話す。20代の若手脚本家を起用し、これまでの難解なSF的世界ではない新境地を開拓しようとしている押井氏にインタビューする。





昨日の午後、こちらを覗いてくださってたお客様へ。
ちょっと阿呆なことを書いていたのであれは削除、移動しました(笑)
いつか、作品に反映出来るといいんだけど、なぁ。




 two hands coming together.....