エロ音痴・文章音痴‥‥ヽ(^_^;) ノ
御堂さん生誕祭の燃焼度甚だしく、未だに萌えが補給出来きってないわ(笑)
キチメガネタでなくて御免なさい。
まぁ、こんな時は、だらだら昔話でも。
俺もエロ音痴だよなぁ‥‥と、悩んでいたら、思い出したわ。
もっと凄い音痴がいたの(笑)
死ぬほどお暇だったらお付き合い下さいませ。
昔、昔。むか〜^しむかし。 あれはまだ、わたくしが適齢期とか言われる年齢だった頃。<果てしなく昔だ(^_^;) ある夜、学生時代の同窓の女の子が電話をかけてきたのでございます。 「あたし、見合いして結婚するわ」 関東の古都、某市の清閑な森の中、 そりゃ、おめでたいなぁ。 「もぉ勤め疲れた。あたし掃除、洗濯、料理もほぼ完璧にこなせるし。とにかく、家にいて小説書く時間が欲しいのよ」 そうだ、お母上はボランティアで家を空けがちだったから、フルで勤めながらも彼女は既に主婦並みの働きをしている。 今でも、哲学原論とか宗教学総論とか有職故実(暇で内職できる講義に限るので;)てな言葉を聞くと、思い出すのは彼女の小説のキャラの名前だったりしてな(笑) ラインハルトー!w 口に出す言葉は、余りにリアリストに過ぎて、しばしば周りを凍らせるT・Lであったが、紙面に書かれる文章はそりゃあ甘くてロマンチックなものであったよ。 「見合い相手は大学勤めで公務員だから経済基盤は固いかなと」 相変わらずのリアリストだ。(^_^;) 「専業主婦だって、それだけの家事やれば、 ええ、確かに主婦も立派な職業で御座いますよ。でもね‥‥なんかこう‥‥結婚ってものの認識にズレがないか? 「ねぇ、T・L。 「当然よ」 「でもさ、念のために聞くけど‥‥。 「当然でしょ」 「じゃあさ、旦那とね、夫婦生活ってか、 「‥‥‥‥!!」 「つまり、子供もできる行為であるからにして」 「‥‥‥‥‥‥‥‥。」 「T・L? 聞いてる?」 「‥‥そ、そっかぁ‥‥そう、だよね? ‥‥。」 「うん、結婚って、そーゆぅこともコミだから、普通」 「‥‥そうなんだ」 ‥‥やっぱり、想定外だったか(^-^;;;; (^-^;;;; (^-^;;;; まさに絶句ってか、相当驚いている反応にこっちがビビるよ。 ちなみに、この時、25歳だったか〜と思うのよね、彼女。 例外というか‥‥浮世離れした人間っているもんなのよーっ。 だってさー、学生時代の彼女の書いてたお話って。 ラブ・シーンになるとよ。 大学ノート数冊に渡る、かな〜り壮大で耽美な幻想小説。淡い思いを抱きつつも、今まで擦れ違っていた運命の二人がよ〜^やく互いの恋心を確かめて初めて結ばれるって感動のシーンですぜ、そ、それが‥‥ イキナリ18禁。Piiiii ! Piiiiiiii Pipipipip!!! 「どいつだっ、T・Lに、ハーレクイン・ロマンス読ませたのはっ?!」 ‥‥しかも、絶対、エクスタシー・シリーズかなんかの一番エゲツなくエロいやつを! 「いや、なんかラブシーンのある物語読みたいつぅから貸した。物足りないならフランス書院にしよーか? 人妻調教、女教師密室レイプもあるよ」 やめれ! 元々、読んだ本の影響をもろ受けやすいタイプではあったけれど、犯人が貸したロマンス本どーりのエッチシーン、そのま〜んま書かれてたもんなぁ(^-^;;;; ってことで、今更だけれど、言葉を尽くして説明した。 そ、そ、それは<エロ>だからっ! 「なんで?」 ‥‥いやその、なんかこぅ、だからっ、下半身描写は、ぼかせっ!ヽ(^_^;) ノ 「どうやって?」 いや、だからそのぅ‥‥こ〜ゆぅジャンルと、あ〜ゆぅジャンルのそ〜ゆぅシーンの描写ってね、同じ行為を書いても違うのっ! 違うものなの! 「どこが?」 ‥‥‥‥もういい、だから、おめ^〜は、エロっつーかラブシーンは書くな。とにかく、ああゆぅのは、キスまでにしておけっ、いいなっ!? あ、ベロは入れなくていいぞ、念の為っ! 「わかんないなぁ。同じラブシーンでしょ?」 何が違うのよ、とブツブツ文句言いわれながら、それから彼女の書いたうっかりエロ‥‥いや、ラブシーンは読んだ事はない。 応用力の無さは体験の乏しさなのであろうか‥‥。 ロマンとエロちゅ〜ものが、彼女の中では、体験的にも感覚的にも分別できてないんやね。 学生時代から変わってないなぁ。 あ、でも、彼女の家にみんなで泊まりに言った時、深夜、見せて貰ったのは無修正洋物ポルノ・ビデオだった‥‥。教会の人が貸してくれたって言ってた彼女の家は敬虔なクリスチャン。 禅の言葉に『卒啄同時』ってのがあるが、確かに、外部刺激や知識があっても、内部から呼応するものがなければ、人間は変わらないんだろう‥‥、うん。 見合い、うまくいくといいねぇ‥‥。 と、思ってたが‥‥あれだけの美人で家事完璧にもかかわらず‥‥縁談は成立しなかったらしい。 ‥‥うーん。“女は愛嬌”といいますが、クールな彼女はそこんとこがな‥‥。 そりゃ、かなり「ツン」だけど、中身はエライ可愛いんだけどなぁ。なんだかんだと面倒見良いし。幾度も罵倒されながら貸して貰った彼女のノートがなくては私の卒業は有り得なかったぜ。 昨日、エロいSSが書けないよぉおおおとか、悩んでいたら、なんだか思い出した、そんな彼女のこと。 ここまで突き抜けていれば、反対に貴重品や。 ‥‥最近は音信も途絶えているが‥‥もしかしたらまだクール・ビューティのままジゼルなんだろーかと思ったりもする。
瀟洒な一軒家にお住まいのお嬢様であるT・Lちゃん。
卒業後は、都心の大手書店に勤めていた。
お父様は誰もが知る広告代理店勤務のエリート。
お母様は語学教師のボランティアで海外へ。
妹さんは舞台女優で大美人。
彼女自身もエキゾティックな容貌のクールビューティ。
何処に出しても恥ずかしくない、絵に描いたような幸福なご家庭。
さぞかし良い縁談が‥‥でも、ロマンチストなT・Lが見合い結婚ねぇ‥‥とか思いつつ話を聞いている。
書店勤めは本好きにはいいんだろうけど、美術書担当だったから重い本の搬入で腰を痛めた。
そんな彼女は、何より小説家になりたくて、学生時代から、ずっとファンタジー書いてたんだよなぁ。同じように小説好きだったけれど、早々に才能なしと封印した俺と違って、彼女は暇があればマメに書いていた。思い出すのは学食の机ですらペンを走らせていた横顔と頬を縁取る巻き毛の美しかったこと。
大学ノートに書かれた小説、よく回し読みしてたっけ。授業中に。
自分の時間で小説書いたって文句つけさせない」
電話で、彼女の話を聞いていて‥‥、そして、学生時代に、読ませて貰ってた小説の内容を思い出して、なんかどーも、妙な予感(?)がして聞いてみた。
確かにあんたは家事を完璧にこなせると思う。
きっと専業主婦の鑑になれるよ」
見合いして結婚するんでしょ?
家政婦になるのとは違うわけよね?」
アレして、コレしてってするわけで」
人並みに恋愛してれば色々と過去だってある筈の年なんですが。
ハイファンタジー系の、とっ〜てもロマンチックで美しいお話だったんだけれども。
イキナリ‥‥Piiiiiiで、Piiiiiiiiiiで、Piiiiiiiiiiiiだったんだもん。
わたしゃ〜、それを講義中にコッソリ読んでて、悶絶しましたぜw。
って、冗談半分に犯人さがしたら、やっぱりいたよ、犯人が(笑)
本当にやばいから!
本当に、あの話に人妻調教出てきちゃったら、どーすんだよ?!
いやだから、ファンタジーなのにイキナリ脚を開いちゃいけませんよっ! ソソリタツナニを挿入したとか、ドコが濡れたとか、アレで喘いだとかな描写は要らないからっ!
とかT・Lに言っても‥‥
卒業もマジかだったせいもあるが。
しかしそれにしても‥‥音痴すぐる。
普段の文章力はそりゃ書いてるだけあってそれなりなもんなのに‥‥なぜ、その分野に関してだけ読解力つーか、エロ感覚が発達してねぇんだ?
犯人のほーは‥‥すんごい耳年増だっちゅ〜のに、もぉ。
なんつーか、恋愛とセックスってもんに対して真実、無垢だから、あれだけ羞恥心がないんだろうなぁ‥‥というのが良く判ったエピソードであったヽ(^_^;) ノ
もちろん恋愛経験なしの“ジゼル”だった、彼女。この時死んだら妖精さんヽ(^_^;) ノ
この時代に、なんという純真。なんという純粋無垢。
‥‥‥‥。
こう、意外と‥‥良い奥さんになるのかも知れんし。
その後何度か見合いをしたが、なぜか相手側からお断りされてしまったそーだ。
しかしながら‥‥見合いするよなタイプの男だと、彼女の「デレ」は引き出せないないんだろうか‥‥。
エロ音痴も、世の中、上には上がいる‥‥と思っても、なにがどー^だってワケではありませんが(^_^;)
確か、一度、小説が佳作入選したらしいけど、本は出たとは聞かなくて。厳しい世界で御座います。
今は、どんなお話を書いているんだろう。
もし、彼女がまだ書き続けているとしたら。