-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

ちょいと脱線、西の善き腐女子w

kokuriko-fufu2009-05-04
ちょいと脱線、西の善き腐女子



わー! 5月5日は明日だ! 明日は更新予定。ぺこり。*゚∀゚)*。_。)


更新前に余計な足慣らしww
鬼畜眼鏡とは全然関係ありませんが、先日、ふっと手を出して、これが面白かった児童文学!

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

>舞踏会の日に渡された、亡き母の首飾り。その青い宝石は少女を女王の後継争いのまっただ中へと放り込む。自分の出生の謎に戸惑いながら父の待つ荒野の天文台に戻った彼女を、さらなる衝撃が‥‥。



少し前、アニメ化されてたなぁ‥‥一度読んでみるか程度のノリと知識だったんですが、図書館のヤング・コーナー(笑) の棚で見つけて、ぱらっと読んでみたら、いやぁ、面白い! 散々待たされた挙句ようやく順番が来て借りたハリポタ最終巻なんかホッタラカシで読みふけってしまった。っても、まだハードカバー版の1巻しか読んでないんだけど、まいったなこりゃw 粗筋と設定だけ聞いていたならば、もぉ本当に、典型的な「ファンタジー」よねって、鼻で笑っていたと思う。登場人物も、その配置も使い古されまくった類型というか元型というか。読む前からげんなり鉛色になりそう。

西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)

西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)

しかし! それが善き作家の手にかかれば、この「典型」こそ、古来から愛されつくした「王道」であり、「王道」こそ、求められる「真理」であり「黄金比」なのだと納得させられちゃうのだ。そう、善き作家の筆先は、まさに錬金術師の指先。面白い! その指はまた、熱く柔らかな黄金で、数々の美しい細工物を繰り出してみせる。登場人物たちの感情表現の繊細で鮮やかなこと。その揺れ動く繊細なこころに共感し、触れてみたいと思ったとき、物語の中で彼らが命を得て動き出す。人の手で生み出された生命ホムンクルスのごとく。そして、命を得た物語は、キャラクター達は、典型も王道をも超えて、未知の世界へと進み出すのだ‥‥。う〜ん、こりゃあ、ほんと、小中学生の頃の自分に贈ってやりたいなぁ。
西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫)

西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫)

あ、でね。なんでそんな「ジドウブンガク」の話をワザワザここでするかというとですな ( ̄▽ ̄;) いや、十分に格調高いファンタジーなの。で、その気になれば、ハイファンタジーと呼ばれる代物にだってなれるだけの作品だろうし、作者の力量は必要にして十分すぎるくらいだよ。でもね、そこをあえて、こ〜くるかぁ! もぉ、腐女子大喜びの、この展開はナニー?!ww しかも、時期女王候補の貴族のお嬢様が、完全同人腐女子っすよ! いやぁ、たまげた.。゚+.(・∀・)゚+.゚w 作者もそういうかただったのかしら?w お嬢様方の学園生活も描かれるんですが、ちょいと故氷室冴子さんの少女小説を思い出させ、懐かしいなぁ。

いやぁ、もお、本を買い与える立場の大人の眉をひそめさせようと、ナントカ文学大賞の対象にならなくなりそーな暴走しよーとも、少女の頃の自分を徹底的に楽しませようってな意気ごみで、息もつかせぬ怒涛の展開! おそらく、少々読書が苦手な女の子でも、広ーく取られた間口から、あっという間に物語世界へと引きずりこんで、小説を読む面白さを教えてくれる。まだハードカヴァー版の1巻しか読んでないけど、この作者さんってすごい! エンターティメントに徹しつつも、そこらに転がる似たよーな設定のラノベたぁ、格が違うぜ。いやぁ面白い小説っていいなぁ。ううむぅ、続きが楽しみだ!

アニメもそのうち見てみよう。あんまり期待しちゃいけないと思うけど(^-^;;;;