映画「MILK」アメリカ政治の中のゲイ達（１

映画「MILK」
アメリカ政治の中のゲイ達（１

こんな腐女子ブログに、リアル・ゲイものを取り上げて良いのだろうかと申し訳なく思いつつ、最近流行のグレイゾーンってことで‥‥(^-^;)boko☆*＼(-''- ;)

こちとらは、“ＢＬはファンタジー♪”　　“二次元は別薔薇”で、楽しませて頂いておりますが、勝手に関係性を仮託されるリアル・ゲイの人達には大迷惑やろなと、やっぱ思うわけよ。最近、「ＢＬなんて呼ぶな。勝手に綺麗に言い換えするってのは、ゲイが汚いと思ってる差別意識」ってご意見があったと聞いてますが、すみません、「呼び換え流用でなく、全く別物」だと認識してますm(_ _;)m。　同じ呼び方にして一緒くたに混ぜちゃう方が失礼かと。

まぜるな危険!薬と食品の食べ合わせガイド

だから多分、腐女子の殆どが、そのＢＬ内部の関係性を「ゲイ」と呼ばずに「ホモ」「ホモォ」って呼ぶのね。それも差別ってより自虐のつもりだと思う。実際のゲイではない、でもその類似関係性を嗜好せざるえない“フリークスたる自分たち”への斜めな愛の表現なの、多分。けれど、一部の同性愛者の方々の感情を逆なでする言動だってのは、もっともだろうし、本当に申し訳ないと思うんだけど。‥‥でも、ＢＬの存在は許して欲しいの、ごめんなさいm(_ _;)m　お返しに、腐女子が何かお役に立てるなら、上手に使って頂ければと思うわ、うん。

このＢＬがやばい！2012年腐女子版 (Next BOOKS)

「偏見はありません」「私は同性愛者を差別しません」なんて言いきることは私は出来ない。実際バイセクシャルと付き合いあったし、差別したくないし、しないつもりでも、何が当事者を傷つけるか判らないもの。人種差別も偏見ないなんて言えないわ。日本人の内だけに居れば理想だけ掲げてれば済むけど、実際に異民族と渡り合えば、今までの自分の狭い体験だけで判断はイカンと思っても、「やっぱりナントカ人は、いつもアレゲだ」‥‥とかって思ってしまうしね。でもまあ、そんな自分も含めて、いろいろなものをなるべく受け入れていきたいよ。

ミルク [DVD]

で、映画の話です (^-^;)boko☆*＼(-''- ;) レビューじゃなく、単なる観たメモご免。

「ＭＩＬＫ」紹介サイト
http://milk-movie.jp/
「1970年代アメリカ、同性愛者であることを公表してアメリカで初の公職に就いたハーヴィー・ミルクの波乱に満ちた短い人生を感動的に描く。彼の人生最後の8年間、いったい何があったのか・・・。」

第81回アカデミー賞で最優秀主演男優賞と最優秀脚本賞他、受賞多数。ご覧になった方も多いかと。萌えるにはリアル過ぎますが、力作。ＴＶニュースからは伝わらない自由の国アメリカの一面が見えてきます。下はドキュメンタリー版の「ハーヴェイ・ミルク」　私は未見。

ハーヴェイ・ミルク [コレクターズ・エディション] [DVD]

しかし、政治的な部分は置いといて、恋愛映画として観ると、ゲイがってより、「男って、しょーがねぇなあ‥」ってのが一番の感想かも(^_^;　いや、男でも女でも、こういう人間は恋をしちゃダメだし、ましてや彼らに本気で恋しちゃダメだよねぇ。人一倍使命感があり、能力もあるけれど、その野心についてこれる相棒を選ばず、愛玩系の若い子に惚れちゃうってなタイプ。そーゆう寂しがりで手間のかかるペットを飼っておいて、仕事が忙しくなっては放置、そして浮気って。そりゃぁ‥‥悲劇にしか行きつかないよな。

同性婚 (世界人権問題叢書)

いやでも、婚姻システムをを巡る政治的部分ではアメリカに学ぶとこは多いっすよね。国の成り立ちが全然違うから、まんま適用できんけど。日本では、同性婚どころか、男女別姓が認められるのも当分難しそう。性同一障害の人の性転換後の戸籍性別変更は認められたけど、性転換後に結婚した夫婦に、人工授精での嫡出子認定が認められないのはなぜなのよ？　近親相姦を防ぐためなんて理由は成りたたないでしょ？　無精子の男性が戸籍の夫なら無条件ＯＫしてるのに。真面目に子どもを欲しがってる夫婦が安心して子供を作れる制度を整えなくて、何が少子化対策かっ！？

語り継ぐトランスジェンダー史―性同一性障害の現在・過去・未来

ま、ずーーっと認可されなかった低容量避妊ピルが、バイアグラが即効認可された直後に許可された日本だかんね‥‥政治は完全に男論理。女性の身体や妊娠や胎児の命より、ジジィのちんちん立つか立たないかが一大事。避妊なんて女が自由になっちゃう分、ケシカラン事ぢゃ！って論理よね。いや、不満あるなら、意識のある女性の政治家増やしていくしかないんやろけど。できるとこからぼちぼちと。（￣▽￣ノ）ノ"