都庁にHな本を読みに行った話。
表現 規制ってナニよ?
こどもの日ですねえヾ(❀╹◡╹❀)ノ゙
ええ、ここは一応18禁BLゲーム扱ってるブログですけれども(笑)
今日は、ちと青少年育成なんとやらな話題に思いを馳せてみたいと思います。それがどんな条令なのか、表現規制問題にどのように食い込んでくるのかについては、ここで真っ当な説明はできません(^_^; ある程度、そこらの事情をご存じの人向けの、素人の述懐ですので、御注意あれ。あまり知らないけど興味はあるよと思うかたは、ネットにも色々問題提起サイトがあるので、ぜひ読んでみてくださいませ(๑╹◡╹๑)
つい先日、「児ポル再修正案 漫画アニメ規制外へ」ってニュースが出たけれど、問題は、それで片付いたわけじゃないんだ。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1048720
http://bakadrill.heteml.jp/pc/logodrill/index8.html
あれはもう3年前(・・;
ちょっと都庁へ行って参ります Hな本を読みにw
http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/20111124
実際、行ってみて、都庁の担当の方のお話を聞いて、参加した方々をお話して、色々と興味深かった。その後、感想を書こうと思いつつ‥‥そのまま。記憶もわやになっておりますが、個人的に感じたことを少し残しておきたいと思います。ああ、キチメガCDの感想書くのに必要なので.。゚+.(・∀・)゚+.゚w
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当時、問題となっていた(今もですが)東京都の【青少年健全育成条例】にひっかかったブツが、一体、どんなものなのかを、実際に読んでみようという会に参加させて貰いました。巷を騒がす<表現規制>って、どんなものなのか? 実際は、どのように運用されているのか?
青少年保護育成条例 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B0%91%E5%B9%B4%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E8%82%B2%E6%88%90%E6%9D%A1%E4%BE%8B 表現規制 関連 http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%95%8F%E9%A1%8C
表現規制問題 児童ポルノ法・青少年健全育成条例・非実在児童・創作物規制関連まとめ
http://matome.naver.jp/topic/1LwqH
- 作者: サイゾー&表現の自由を考える会
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凄く底の浅いレベルなんだけど、第一印象。
「あ、こりゃ引っかかっても仕方が無いよねえ」
正直、こう思いました。多少は、どこらへんが線引になったのか微妙な表現の本もありましたが、「むしろ、こんなんで18禁じゃないなんてオカシイ」ってなエゲツないレベルのポルノ雑誌や漫画が殆ど。特に、DVD付きの『JUNE』の只の下劣ポルノに成り下がってる凋落振りには、あのジュネが、あの退廃文化の薫り馨しき大輪の花だったジュネが、こんな形で生き延びてるくらいなら、むしろ引導渡してやる! 私が廃刊に追いこんでやるぅ~!とすら思った(0_☆)\(-_-;)baki! こーゆう考えがアブナイんだけどね。表現として守らねばならんのは『良書』だけじゃない。そこが面倒なんだけど。
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でね、そこにあった(つまり東京都の書店から回収された)本は、既に、条令によって(あるいは条令が出るぞ、検閲喰らうぞという怯えによって)、業界の自主規制が蔓延しちゃった後の回収物だったのね。それほど量も無かったし。でも、これでは‥‥まったく判らない。出版界が何に怯えたのか、作家達が何を押さえ込まれたのか、私達が何を失ったのか‥‥。 都庁の担当の方々は、非常に丁寧な物腰で対応してくださいましたが‥‥正直、うまくかわされたな、と思う。
- 作者: 後藤和智
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条令の前後、条令が出ると話題になる前と話題になった後、実際に施行された後で、どんな風に回収本の規定が変わっていったか、分量の過多はどうなのか、少なくとも数年分は比較してみたかった。一体、どんな影響があったのか。出版社の自主規制がどう進んだのか、作家の表現がどう変わった(変わらされた)のか。 比較してみても「ああ、こんな本が店頭に蔓延してるなら、条令が出来るって話になっても仕方ないよね」と正直、思ったかもしれないけれども。たかがエロ、ましてやポルノ。でもね、だからって、お上のあげなヤリクチに唯々諾々と従うのは、物凄く危険なことだ。「規制されて当然」と"良識派”が思う処から、弾圧は始まる、そして見る間に広がってゆく。
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実際の条令の施行の前から、出版社の怯えようは凄かった気がする。改変を強要されたって作家さんの呟きも散見したし。万一、回収喰らったらそれだけで傾くような弱小出版社が多いからこそだろうけど、まあ赤子の手を捻る如く‥‥。ほら、鬼畜眼鏡ファンの私達だって、物凄い影響、喰らいましたよね?
2011/1/1に発売を予定しておりました「鬼畜眼鏡で一人上手CD。」(左記を含む今後リリース予定のシリーズ)は、諸般の都合により、発売を中止とさせて頂きました。お客様にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
これって、この諸般の都合って、この時の条令に無関係なんて絶対にあり得ない。ましてや、代わりに発売された鬼畜眼鏡で“ゆく年くる年”-克哉×本多編-が、ほぼカラミなしだったなんて、もう「自粛」「配慮」「自主規制」の賜物でしょーよ?! (╬ʘдʘ)(怒)!? たかだエロ、されどエロ。一人上手CDが発売されてたら、きっと名作になる予感がしてたのにーっ!
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って、個人的悲憤は別にしても、ここら辺からのマスコミ報道の(自主)規制っぷり、政府プロパガンダっぷりの加速は恐ろしいほどだった。NHK会長が「政府に反対するような事は言えない」とかって当然のように発言するとか‥‥寒気がした。建前にせよ、マスコミは中立な筈だぞ! ここは独裁万歳、社会主義国家か?! 元々、日本の報道の自由度って先進国の中でも低いんだけれど、原発報道規制もあって、もうダントツ下降中。テレビもほんまヤバイよな。マスコミなんてそんなものって斜に構えてる場合でもなくなってる。
この国に言論の自由はあるのか―表現・メディア規制が問いかけるもの (岩波ブックレット (No.630))
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で‥‥ここに、イラスト代わりに貼ってるAmazonのリンク。報道規制とか表現の自由とかで検索すると出てくる本が‥‥みんな出版年数古いぞ? 注目は集まってる筈なのに、新しい本が殆ど出てないってこと? なんだかな。
- 作者: 後藤和智
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またしても散漫な感想ってか愚痴になりましたが‥‥実際の女性が“使われて”るアダルトビデオなんぞには殆ど規制の話がでないのに、実際の児童ポルノ(この名称も罠だ!)の被害者の救済には殆ど行政は無関心なのに、よりによって、実際の被害者が居ないはずの『二次元』が、なぜ『非実在』なものが規制のターゲットにされるのか? ほんまアホみたいだけど、考えると色々恐い話なので、でも考えていきたいなあ。
量子力学の哲学 非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)
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ほんま、非実在がどーのなんて、哲学や量子力学あたりの話で十分だっつーの。