<初稿>
10代ぶりに、小説なんかウッカリ書いたりすると、ひょっこり戻っちゃうんでしょーか、あの時代に。 ぎゃあああっ!とか叫びながら書いてて死んだ。その、思春期の色んな不始末が目の前に晒されるよーで居たたまらね〜っ(笑) まぁ、取りあえず暴走しとけっ(^-^;)boko☆*\(-''- ;)
でも、ごめんなさい、みどかつだっちゅうのに、練乳ハニーにゃなりませんでした(^_^;)
みどかつSS 御堂×克哉
< Luciferians - 信徒 -> ルシフェリアン <3> きっとあなたは、 最初に思った。 屈辱に打ちのめされたあのとき。 あなたの前で、オレは人間ではなく 恐ろしくて、まともに見つめることすらできなかった。 あの時のあなたをなんと呼べばよかったのか。 その残酷な手で、人として譲れないものをもぎ取られたのはオレのほうだと思っていた。でも、あなたが人となるために喪失くしたものはなんだったんだろう。 時折、真夜中にふと眼が覚める。 そんなとき、オレを背中から抱いて、あなたはひとり闇に目覚めている。 ひそめてなお押さえ切れず、途切れながら続く‥‥その声。 <更新中> そっと、そうっと贈られる耳元へのキス。 どんなに深いキスや交わりよりも雄弁な告白。 眠っているふりで、あなたの懺悔を聴いている。 耐えられなくて、腕の中で振り返り、あなたにしがみついて、キスをした。 忘れて欲しい。 闇の中で、どこか遠くを見つめる目。 誰もがあなたを求めるのに、その孤独に届かなかったのだろうか。 Next <Luciferians 4>
いつか物語に聞いた異教の神に似ている。
稲妻と肉欲を司る翼持つ者。
愛と傲慢の罪で、天より地へと堕とされた。
人ではないと。
あなたは、オレの前で人ではなかった。
この世ならぬ色を宿した強く鋭い鋼の双眸。
背筋が凍るような酷薄な微笑み。
今になって知る。
微かにつぶやく声に、淡い愛撫とキスに。
優しく髪をすく指。いとしげに髪の香りを吸い込む息。
輪郭をたしかめるだけの、淡い淡い愛撫。
夜は長くて、果てがなくて、オレは牧師にはなれなくて。
ただ、泣きそうになる。
愛撫に目覚めたばかりのように、寝ぼけた素振りで甘えるように顔を寄せ、あなたの唇をふさぐ。
何もなかった。何も聞かなかったと、アリバイの立証に似た苦いキス。これ以上は聞きたくないと、証拠隠滅を願うような卑怯なキスで。
あれが罪でなかったとは言わない。
でも、ゆるすもゆるさないも、もう全部過去のことだと、膨らみすぎた思いは声にならない。
言葉が必要なら何度でもあなたをゆるすと叫ぶのに。
あなたはオレに微笑みかけながら、オレを通して何かを見ている。あなたの目の中でこの身体は透き通って消えてしまいそうになる。
あなたを満たすことが出来ない。
Lucifer ルシファー (ルシフェル) 「光をもたらす者」の意のラテン語で、太陽の誕生を告知する「明けの明星」の神の称号。稲妻と肉欲の双方に関連づけられ、八枚又は十二枚の羽根、炎の翼を持つとされる。 元来は、悪魔や堕天使などとは一切無縁の存在だったが、キリスト教の伝統ではサタンの別名ともされる。西欧の伝説では、大天使長であったルシファーは、神をも凌ぐ力があると驕り高ぶり、天使を集め神に反旗を翻したが、敗北し堕天されたとする。或いは、自分たち天使よりも劣った存在にも関わらず、神から寵愛を受ける人間に嫉妬し、その怒りの故の反逆であったとも言われる。
ルキフェル(羅)、ルシフェル(西 Lucifer, 葡 L醇Difer)、ルチーフェロ(伊 Lucifero)などと表記。