-放浪腐女発酵観察日記- ブログ版

オタな海外放浪貧乏旅行者の腐女子覚醒日記。SF,ロボット、天文好きな皆既日食ハンターの筈が、ある日うっかり腐海に墜落。やおい免疫あったが仇のBL大発症。急遽、隔離病棟設置。こちら腐れ外道blog。 ダダ漏れ萌えと、オタク独り語り、阿呆バックパッカー海外貧乏旅行バカ話しか御座いませんが、お暇ならごゆるりと(^_^;)  ★はてなダイアリーがメイン。こちら同記事の予備です(๑╹◡╹๑) http://d.hatena.ne.jp/kokuriko-fufu/

対談・よしながふみ×糸井重里「嘘をつく商売は、人より自由。」

kokuriko-fufu2013-01-20


対談・よしながふみ×糸井重里
をつく商売は、人より自由。」



スマートな人たちの対談って、なんでこんなに面白いかなあ。『ほぼ日刊イトイ新聞』にて、漫画『大奥』の作者よしながふみさんと、糸井重里さんの対談、はじまりました。今月29日まで順次更新、全8回。


ほぼ日刊イトイ新聞 対談・よしながふみ×糸井重里
をつく商売は、人より自由。」
http://www.1101.com/yoshinaga_fumi/index.html

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

おふたりの対談お品書きw

01 ボーイ・ミーツ・ガールが描けなかった。
02 マンガの可能性と、わたしの限界。
03 理解者は世界中にいる。
04 「元気でるよ」
05 受け手としてのよろこび。
06 「生きること」を円滑にしてくれる何か。
07 嘘を付く商売は、人より自由。
08 思いや考えを越えたところに。

きのう何食べた?(7) (モーニングKC)

きのう何食べた?(7) (モーニングKC)

第一回、ボーイ・ミーツ・ガールが描けなかった。


「ああ、わたし、こんなに世界を歪ませないと、描けないんだ!」っていうことに気が付きました。


この言葉にやられました。
ならば、歪ませてしまえばよい。世界をうつくしく歪ませる能力こそが、物語(狭義ならばファンタジー)の才能なのだから。そして、その歪んだ真珠の膚(はだえ)でなければ、映し出せない真実があるのだから。

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

糸井さんが投げる玉が、よしながさんには変化球になって届く。おそらく受けやすいように投げたつもりのボールが、受け手の不意を突く。噛み合わないというわけではなく、会話を積み重ねていく中に思わぬ揺らぎが現れ、互いが揺れる。糸井さんは、女性漫画家の描く世界を理解できる男性だろうし、男性作家の嘘というかご都合主義も自覚した上でお話を楽しめる人なんろうだけど、その感性を持ってなお、男と女の違いを感じさせられる。それが面白い。
ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

第二回 マンガの可能性と私の限界。


よしながさんのお好きなドラマ作家さんは、山田太一さんと向田邦子さんかあ。山田太一さんの作品は映画や小説の他は余り意識して見てなかったのけど、向田さんはドラマも小説も大好き。よしながさんが向田作品が好きだというのはとても解る! 特に小説家向田邦子の短編の完成度の高さは、よしながさんの短編の素晴らしさに通じるもの! そうそう、桐野夏生さんの『魂萌え!』が向田節ちうのも解るなあw よしながさんは、篠田節子さんはお好きかなあ。

思い出トランプ (新潮文庫)

思い出トランプ (新潮文庫)

漫画だからできること、その可能性の話は楽しいw そうか、歴史を描くのに一番適しているのは実は映画などより漫画なんだろう。ペン一本で描けるメディアだったからこその自在さ、子供向けと思われていたからこそ赦された自由闊達さ。けれども、その漫画に実写が確かに近づいてきてる。CGの発達で、全ての映像はアニメになるとは既に言われている事だけど、どこまで行くんだろう。そして、より近づいていった時、全ての表現メディアはどのように関わり、変わってゆくんだろう。
次の更新が待たれますw